@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00009371, author = {上杉, 基 and UESUGI, Motoi and 吉田, 茂二郎 and YOSHIDA, Shigejiro and 長, 正道 and CHYO, Masamichi and 今永, 正明 and IMANAGA, Masaaki}, journal = {鹿児島大学農学部演習林研究報告, Research bulletin of the Kagoshima University forests}, month = {Dec}, note = {これまで, 林分構造を確定する方法として, 空中写真だけを利用したもの, さらに地上調査結果と空中写真を組み合わせた推定方法等が研究されてきた。この論文ではこれまでの林分構造を推定する場合に加えて, 現存する森林調査簿のデータを利用することを補助情報と考え, それを利用して効率よく林分構造を推定する方法の検討が行われている。研究対象地域は, 鹿児島大学農学部附属高隈演習林内の伐採対象となる老齢な林分である。対象利用した資料は, 写真縮尺が1/10,000のカラー写真で, 1994年に撮影され, 全部で11枚である。地上調査として, 林齢が52年生以上で面積が1ha以上の林分がGIS(地理情報システム)を利用してまず抽出された。その後, これらの現地調査を行い, 平均直径, 平均樹高, haあたり本数, haあたり材積および樹冠直径が測定され, 現地調査された林分の位置は写真上に指針された。次に, 写真上で対象林分の面積測定が行われ, さらに地上調査データ, 森林調査簿データおよび写真判読データから, 地上における材積推定のための各測定項目間の関係が分析された。その結果, 地上調査による平均直径は写真判読によるhaあたり本数と同平均樹冠直径と, また地上調査によるhaあたり材積は, 地上調査における平均直径と1987年の森林調査簿の樹高と密接な関係があることが明らかにされた。林分材積の推定のために, すべての老齢の林分を対象に写真上でhaあたり本数と平均樹冠直径が判読され, 先の関係を利用して林分材積が推定された。推定された値と地上調査で得られた値を比較すると, 非常に良い推定を行っていることがわかった。将来的には, 森林調査簿のデータの精度が上がることになるので, それが向上すればするほど, 今回の方法の推定精度も向上すると考えられ, 良い推定方法であることが示唆された。}, pages = {59--64}, title = {空中写真による林分構造の推定に関する研究 : 森林調査簿と現地調査データを組み合わせた推定方法の検討}, volume = {24}, year = {1996}, yomi = {ウエスギ, モトイ and ヨシダ, シゲジロウ and チョウ, マサミチ and イマナガ, マサアキ} }