@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00009377, author = {寺本, 行芳 and TERAMOTO, Yukiyoshi and 地頭薗, 隆 and JITOUSONO, Takashi and 下川, 悦郎 and SHIMOKAWA, Etsuro and 永田, 治 and NAGATA, Osamu}, journal = {鹿児島大学農学部演習林研究報告, Research bulletin of the Kagoshima University forests}, month = {Nov}, note = {良カルデラの周辺山地流域では, これまで斜面崩壊・土石流がしばしば発生し, 多量の土砂が生産されている。今回, 姶良カルデラの東部に位置する山地流域の侵食・崩壊と土砂生産について現地調査と空中写真判読に基づく解析を行った。得られた結果をまとめると次のようである。(1) 調査流域は, 砂岩・頁岩が基盤岩となり, それを火砕流堆積物や火山灰・軽石が被覆した地質構造をしている。調査流域でみられたおもな侵食・崩壊の形態は, 斜面の浸透水に起因する表層崩壊, 基盤岩と火砕流堆積物の境界からの湧水に起因する表層崩壊および火砕流堆積物台地からの落水に起因する侵食の3つに分けられる。(2) 1966年, 1974年, 1984年, 1988年, 1991年および1995年の6組の空中写真を用いて調査流域の斜面崩壊の状況を解析した。その結果, 1991,1995年の期間に最も多数の斜面崩壊が発生しており, そのほとんどは1993年の豪雨によるものである。(3) 空中写真の判読結果から求めた斜面崩壊地の面積と平均崩壊深より, 1974,1995年の22年間に調査流域から生産された土砂量を求めた。その結果, 22年間に斜面崩壊により比土砂量に換算して合計約24,000m^3/km^2の土砂が生産されており, 1年あたりの平均値を求めると1,090m^3/km^2である。(4) 調査流域の下流部に位置する砂防ダム上流域の地形変化を空中写真を用いて測定した。その結果, 1977,1995年の19年間に砂防ダムに堆積した斜面崩壊・土石流および渓床・渓岸侵食による土砂量は合計約39,000m^3/km^2であり, 1年あたりの平均値を求めると2,050m^3/km^2である。}, pages = {21--33}, title = {姶良カルデラの周辺山地流域における侵食と土砂生産}, volume = {25}, year = {1997}, yomi = {テラモト, ユキヨシ and ジトウソノ, タカシ and シモカワ, エツロウ and ナガタ, オサム} }