@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00009415, author = {柳田, 和彰 and 上和田, 秀美 and 櫛下町, 鉦敏}, journal = {鹿兒島大學農學部學術報告=Bulletin of the Faculty of Agriculture, Kagoshima University}, month = {2016-10-28}, note = {鹿児島県におけるシソの害虫に関する研究はこれまでになされていない.1994年に県内の6地点(串木野市生野, 鹿児島市郡元及び吉野, 指宿市大迫, 横川町山之口, 内之浦町北方)におけるシソの害虫相とそれらの発生についての調査を行い, 27種の新記録種を含む7目17科38種の加害種を確認した.既往の文献に報告されている7目14科25種と合わせるとシソを加害する害虫は日本からは7目18科52種となる.鹿児島市郡元における主要種の発生消長と被害発生消長の調査で, 6目12科18種の加害種を確認した.これらのうち, 被害葉率が15%を越える主要種はニセナミハダニ, ミナミキイロアザミウマ, オンブバッタ, コクロヒメハマキ, ハスモンヨトウ及びベニフキノメイガの6種で, 特にベニフキノメイガはシソに甚大な被害を与え, 被害最盛期は秋期で, この時期の被害葉率は80%であった.ベニフキノメイガの各虫態の発育零点と有効積算温度は, 卵が12.7℃と55.0日度, 幼虫が12.7℃と189.8日度, 蛹が13.5℃と91.8日度で, 卵から羽化までが13.5℃と315.2日度であった.また, 本種幼虫は鹿児島では5齢を経過する.ベニフキノメイガの成・幼虫の発生消長調査で, 越冬世代成虫は5月中旬~下旬, 第1世代成虫は6月上旬~下旬, 第2世代成虫は7月上旬~8月上旬, 第3世代成虫は8月中旬~9月上旬, 第4世代成虫は9月中旬~下旬まで発生したと推定された.有効積算温度の法則を用いて, 本種の鹿児島市における年間発生世代数を推測した結果, 4~5世代を経過するものと推察された.}, pages = {15--30}, title = {鹿児島県におけるシソ害虫相とその主要種の生態学的研究}, volume = {46}, year = {} }