@article{oai:ir.kagoshima-u.ac.jp:00009434, author = {佐藤, 平二 and 田井, 理一郎 and 福元, 一幸 and 望月, 雅美 and 清水, 孜}, journal = {鹿兒島大學農學部學術報告=Bulletin of the Faculty of Agriculture, Kagoshima University}, month = {2016-10-28}, note = {メトシリンとNaCl高張培地を用いてStaphylococcus aureusのL型を誘導し, その生物学的性状, 細胞成分および病原性についてしらべ, 以下のような知見を得た.抗生物質に対する感受性はL型化により, 細胞壁形成阻害性の薬剤に対して耐性となるが, タンパク合成阻害性の薬剤に対しては一様な傾向を示さなかった.菌体構成タンパクの比較ではL型は親株とは異なるバンドを示し, 菌体構成, 酸素作用等におい両者の間には相違があり, L型は単なる細胞壁欠損細菌ではないと思われた.L型菌はマウスに対し病原性が極めて弱く, 感染防御能も誘導しないが, 抗体産成は刺激する.親株との交差凝集試験では特異な反応を示す, 親株接種マウスをメトシリンSで治療すると, 容易に体内でL型化するが, マウスより分離されたL型は培地上で継代出来なかった.ラットのアジュバント関節炎作出の際Staphylococcus aureus stable L-formsを用いると, 二次炎症を生じせしめない特異な病性を示し, stable L-formsはbiological response modifierとして特異なものであることが明らかにされた.}, pages = {109--120}, title = {Staphylococcus aureusのL型に関する研究 : L型と親型との各種性状比較}, volume = {40}, year = {} }