WEKO3
アイテム
経幽門経管栄養中に肥厚性幽門狭窄を発症した乳児3例
http://hdl.handle.net/10232/22619
http://hdl.handle.net/10232/22619bddeb3e0-87eb-42d8-9759-b558cb7f8b66
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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2013_23_3.pdf (897.2 kB)
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2015-02-27 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Hypertrophic Pyloric Stenosis in Infants Fed via Transpyloric Tube: Three Case Reports | |||||
言語 | en | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 経幽門経管栄養中に肥厚性幽門狭窄を発症した乳児3例 | |||||
言語 | ja | |||||
著者 |
武藤, 充
× 武藤, 充× 黒田, 達夫× 松藤, 凡 |
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言語 | ||||||
言語 | eng | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | hypertrophic pyloric stenosis | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | transpyloric tube | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | enteral nutrition | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | complication | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
要約(Abstract) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | Hypertrophic pyloric stenosis (HPS) is a well-known cause of gastric outlet obstruction in infants. However, its etiology is still controversial. Our experience has let us to consider that transpyloric (TP) tube feeding may be a potential cause of HPS. We report 3 cases of HPS in the context of TP tube feedings. All 3 patients had severe fundamental surgical disease and required enteral nutritional support via TP tube for an extended period. Within several months of TP tube placement, their gastric residuals gradually increased and a small amount of non-bilious vomiting occasionally occurred. Ultrasonography revealed gastric outlet obstruction due to hypertrophied pyloric muscles. All 3 infants required pyloromyotomy. The total duration of TP tube insertion ranged from 40 to 146 days. Of the 107 patients who received enteral nutrition support via TP tube at the National Center for Child Health and Development in the past 8 years, 3 (2.8%) developed HPS, an incidence approximately 15 times higher than the overall prevalence of infantile HPS in Japan, which ranges from 1 to 2 per 1000 live births (0.1-0.2%). To the best of our knowledge, only 16 cases of HPS that were considered to be related to TP tube feedings have been previously reported. HPS is a very rare complication, but one that must be taken into account when symptoms of delayed gastric emptying are seen during TP tube feedings. |
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言語 | en | |||||
要約(Abstract) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 肥厚性幽門狭窄は、新生児期から乳児時期の胃排出障害をきたす要因として周知されている。しかしながら、その病態生理は未だ不明な点が多く、明らかとはなっていない。今回我々は、市販のエンテラールフィーディングチューブを用いた経幽門経管栄養中に、幽門筋の肥厚による胃排出障害が惹起された3例を経験した。 呼吸器障害、循環器障害、あるいは神経系の障害のために経口摂取が困難な新生児においては、通常は経鼻胃管から母乳ないしミルクを注入し経腸栄養サポートを行っている。胃内注入により、呼吸窮迫を生じる、誤嚥を繰り返す、体位ドレナージによっても胃残が多い、胃食道逆流がみられる、などの場合には経鼻経幽門経管栄養を選択している。また、長期に人工呼吸サポートを要する状況で経腸栄養管理を行う場合にも誤嚥防止の観点から経幽門経管栄養が選択されることがある。胃を介さない経管栄養管理中の留意点としては、ダンピング様症状や高浸透圧性下痢症状などが一般的であるが、1982年にEvansらによって初めて経幽門経管栄養管理中に惹起された幽門筋肥厚症例が報告された。 自験3例は出生前診断された重度な右横隔膜ヘルニア、頚部巨大リンパ管奇形、臍帯ヘルニア症例であった。新生児期の手術後も、長期の人工呼吸換気を要し、この間の経腸栄養サポートとして経幽門経管栄養が選択された。チューブの留置から数か月間の間に、胃残は少しずつ増加し、少量の非胆汁性嘔吐が時折みられるようになった。腹部超音波検査により、幽門筋の肥厚が明らかとなり胃排出障害の要因と判断された。3症例とも粘膜外幽門筋層切開術を施行され、すみやかに症状の改善が得られた。チューブ留置期間は40~146日間であった。 過去8年間で、総計107例に対して新生児期から共有紋経管栄養サポートを行っている。うち3例(2.8%)にのみ、肥厚性幽門狭窄の発症がみとめられた。両者のチューブ留置期間に統計学的有意差はみられなかった。本邦の肥厚性幽門狭窄発症頻度は、1000出生に対し1~2例(0.1 ~ 0.2%)といわれており、経幽門経管栄養サポート下の同症発症率はおよそ15倍に相当すると評価された。検索し得た限り、同様な症例の先行報告は16例のみであった。通常みられる肥厚性幽門狭窄症の症状は噴水状嘔吐であり発見は容易であるが、経幽門経管栄養中の肥厚性幽門狭窄症状は胃残の漸増や少量嘔吐の持続などが主体であり、留意していなければ気づきにくい症状であった。経幽門経管栄養が幽門筋肥厚に及ぼす明らかな病態生理は未詳であるが、このような稀な事象があることは、今後、臨床上留意すべき点であると考えられた。 |
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言語 | ja | |||||
収録雑誌名 |
ja : 鹿児島大学医学雑誌 en : Medical journal of Kagoshima University 巻 65, 号 2-3, p. 49-55, 発行日 2014 |
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作成日 | ||||||
日付 | 2014-03-01 | |||||
日付タイプ | Issued | |||||
ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | PISSN | |||||
収録物識別子 | 03685063 | |||||
NII書誌ID(雑誌) | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
収録物識別子 | AN00040104 | |||||
出版タイプ | ||||||
出版タイプ | VoR | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||
NDC | ||||||
主題Scheme | NDC | |||||
主題 | 493 | |||||
公開者・出版者 | ||||||
出版者 | 鹿児島大学 | |||||
言語 | ja | |||||
公開者・出版者 | ||||||
出版者 | Kagoshima University | |||||
言語 | en |