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  1. 関連学協会等
  2. 鹿児島県自然環境保全協会
  3. Nature of Kagoshima
  1. 掲載誌一覧
  2. Nature of Kagoshima
  3. vol.45

鹿児島湾喜入マングロ-ブ干潟において防災設備事業により破壊された巻貝類の生態回復

http://hdl.handle.net/10232/00031335
http://hdl.handle.net/10232/00031335
a7c0e589-78b6-4ce4-822d-adee1fa2f9c8
名前 / ファイル ライセンス アクション
AA12599025_45_p297-310.pdf AA12599025_45_p297-310 (5.9 MB)
Item type 学術雑誌論文 / Journal Article(1)
公開日 2020-09-25
タイトル
タイトル 鹿児島湾喜入マングロ-ブ干潟において防災設備事業により破壊された巻貝類の生態回復
タイトル言語 ja
タイトル
タイトル カゴシマワン キイレ マングローブ ヒガタ ニオイテ ボウサイ セツビ ジギョウ ニヨリ ハカイサレタ マキガイルイ ノ セイタイ カイフク
タイトル言語 ja-Kana
タイトル
タイトル The habitation recovery of intertidal snail fauna in the disturbance of construction on the tideflat of mangrove forest in Kiire, Kagoshima, Japan.
タイトル言語 en
著者 上村, まこ

× 上村, まこ

WEKO 137289

ja 上村, まこ

en Kamimura, M.

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村永, 蓮

× 村永, 蓮

WEKO 137290

ja 村永, 蓮

en Muranaga, R.

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冨山, 清升

× 冨山, 清升

WEKO 15595
NRID 1000030272107

ja 冨山, 清升

ja-Kana トミヤマ, キヨノリ

en Tomiyama, Kiyonori


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高田, 滉平

× 高田, 滉平

WEKO 137292

ja 高田, 滉平

en Takada, K.

Search repository
言語
言語 jpn
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_6501
資源タイプ journal article
アクセス権
アクセス権 open access
アクセス権URI http://purl.org/coar/access_right/c_abf2
要約
内容記述タイプ Other
内容記述 鹿児島湾喜入町愛宕川支流の河口に位置する喜入干潟は,太平洋域における野生のマングロ-ブ林の北限地とされ,腹足類や二枚貝をはじめ多くの底生生物が生息している.しかし,2010 年から道路設備事業の工事が始まり,喜入干潟の一部が破壊され,干潟上の生物相が大きな被害を受けた.この干潟の破壊が干潟上の生物相にどれほどの影響を与えているか調査する必要があり研究することと至った.干潟は河川が運んだ土砂が河口付近や湾奥などの海底に堆積し,干潮の際に海面上へ姿を現したものであり,水質浄化や生物多様性の保全など重要な役割を持った環境である.日本の干潟は,全国で過去60 年の間に40% が失われた(花輪,2006).干潟は遠浅で開発がしやすいことから,埋め立てや開拓の対照になってきた.これらの,一度消失した干潟は自然に回復することは難しく,人工的な再生では持続的な生態系を維持することは困難である.喜入干潟には非常に多くの巻貝類が生息している.その中でも,主にウミニナBatilla multiformis (Lischke, 1869),ヘナタリCerithidea (Cerithideopsilla) cingulate (Gmelin, 1791),カワアイCerithidea (Cerithideopsilla) djadjariensis (K. Martins, 1899) が多く生息している.採取も容易で個体の移動も少ないことから,この三種を環境評価基準生物として研究に用いた.種の同定を行う際,ヘナタリとカワアイの幼貝が目視で判別することが極めて困難であるため,今研究ではこの2 種をヘナタリの仲間としてまとめた.防災道路設備事業が巻貝類の生態へどれほど影響するかを比較するため,二つの調査地点を設置した.一つ目は干潟上に建設されている橋の真下でStation A,二つ目は工事による直接的な影響をあまり受けていないと思われる愛宕川支流の近くでStation B とした.調査は2018 年3 月から同年の12 月まで行った.毎月1 回採取したウミニナとヘナタリの仲間について,各月ごとのサイズ別頻度分布,個体数の季節変動をグラフにして生態の変化について研究した.結果として,今研究では一部のみ個体数の増加がみられたが,2012 年以降大きく減少し続けていることから個体群の消滅の可能性がないとは言えない.また,次世代を担う新規加入個体の大きな増加がみられないことからStation A ではStation B よりも生態が回復するまでに,まだ時間を要するのではないかと推測される.さらに,各月の両地点の個体数を比較すると,ウミニナはStation A に,ヘナタリの仲間はStation B に生息している傾向が強いことがわかった.したがって,ウミニナとヘナタリの仲間の同所的な生息が不可能になっている可能性もある.2010 年に行われた防災道路設備事業による人的破壊が干潟に影響を与えたことはこれまでの研究結果をみても否定できない.また,この8 年間の研究結果を比較してみると,喜入干潟上の生態域が乱されて以来はっきりとした回復傾向に向かっているとは言えないと考えられる.この研究はこれからも継続していくことに意味があると思われる.
内容記述言語 ja
収録雑誌名 en : Nature of Kagoshima

巻 45, p. 297-310, 発行日 2019-05-31
作成日
日付 2019-05-31
日付タイプ Issued
ISSN
収録物識別子タイプ PISSN
ISSN 18827551
NII書誌ID(雑誌)
収録物識別子タイプ NCID
NC ID AA12599025
権利
権利情報の言語 ja
権利情報 鹿児島県自然環境保全協会
出版タイプ
出版タイプ VoR
出版タイプResource http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85
NDC
主題Scheme NDC
主題 460
公開者・出版者
出版者 鹿児島県自然環境保全協会
出版者言語 ja
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Ver.1 2023-07-25 12:12:03.627102
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