WEKO3
アイテム
ジャワメダカ(Oryzias javanicus)の生殖能および精子運動能に及ぼす低濃度エストロゲン暴露の影響
http://hdl.handle.net/10232/4679
http://hdl.handle.net/10232/4679c953f45a-3e9a-43dc-b770-6f5da8e15702
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
---|---|---|
renken592.pdf (243.2 kB)
|
|
|
imai shoko.pdf (2.2 MB)
|
|
Item type | 学位論文 / Thesis or Dissertation(1) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
公開日 | 2015-02-19 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | ジャワメダカ(Oryzias javanicus)の生殖能および精子運動能に及ぼす低濃度エストロゲン暴露の影響 | |||||
タイトル言語 | ja | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Effects of environmental relevant estrogen on reproduction and sperm motility of Java medaka (Oryzias javanicus) | |||||
タイトル言語 | en | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | ジャワメダカ ( Oryzias javanicus ) ノ セイショクノウ オヨビ セイシ ウンドウノウ ニ オヨボス テイノウド エストロゲン バクロ ノ エイキョウ | |||||
タイトル言語 | ja-Kana | |||||
著者 |
今井, 祥子
× 今井, 祥子 |
|||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_db06 | |||||
資源タイプ | doctoral thesis | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | open access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_abf2 | |||||
要約 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 近年、内分泌撹乱物質によるヒトや野生生物への影響、とくに水棲生物への影響が懸念されている。内分泌撹乱作用を引き起こすのは人工化学物質だけではなく、人畜由来である天然エストロゲンも含まれる。エストロゲンのなかでも、17β-estradiol(E2)およびestrone(E1)はエストロゲン活性が高く、多くの環境水中から検出されている。これらのエストロゲンは、河川を経由して沿岸域に流入しているが、魚類の内分泌撹乱に関する報告のほとんどが淡水魚に対する影響であり、海産魚に対する影響の報告はほとんどない。これらのことから、本研究では東南アジアの汽水域に生息するジャワメダカ(Oryzias javanicus)を用いてE2 およびE1 の暴露を行い、成長、生残、ビテロゲニン(VTG)誘導、産卵などに対する影響を明らかにすることを目的とした。 ジャワメダカを用いてE2 のフルライフサイクル試験(胚期から産卵期)を行った結果、成長阻害、産卵数低下、受精率低下、雄のVTG 誘導および精巣中に卵細胞を有する精巣卵の出現などが引き起こされた。受精率に対するE2 の最小影響濃度(Lowest Observed Effect Concentration, LOEC)は16 ng/L、無影響濃度(No Observed Effect Concentration, NOEC)は9 ng/L であった。また、E1 のフルライフサイクル試験の結果も同様に、産卵数低下、受精率低下、孵化日数遅延および雄のVTG誘導などが引き起こされた。受精率に対するE1 のLOEC は1190 ng/L、NOEC は484 ng/L であった。E1 のLOEC は環境中では検出されないような濃度であったが、E2 のLOEC は環境中で検出されている濃度であった。E2 濃度16 ng/L 以上で受精率低下が引き起こされた一方で、68 ng/L では産卵数が有意に増加していた。68 ng/L 以下のE2 低濃度では雄に対してのみE2 が影響したことから、E2 低濃度で受精率低下が引き起こされた要因は雄にあると考えられた。そこで、E2 暴露による精子運動能(精子運動率および運動距離)を測定 し、受精率低下を引き起こした要因を明らかにすることとした。 成魚に対してE2 暴露を行った結果、34 ng/L で4 週間暴露すると、その精子運動率が対照区と比較して有意に低下し、さらには運動距離も有意に低下した。これらのことから、E2 暴露によって精子の運動能が低下し、これにより受精率が低下したことが示唆された。また、E2 およびエストロゲン様物質が11-ketotestosterone の生成に重要なP450 11β-hydroxylase のmRNA発現を抑制することが既に知られており、この1-ketotestosterone は精子形成に関与するステロイドホルモンであることも知られている。これらのことから、E2 暴露によってP450 11β-hydroxylase のmRNA 発現が抑制され、11-ketotestosterone の生合成を阻害し、それによって精子形成の阻害、精子運動能低下が生じて、最終的には受精率の低下を引き起こしたものと考えられる。 連合農学研究科博士論文(農学) ; 学位取得日: 平成20年3月14日 |
|||||
内容記述言語 | ja | |||||
作成日 | ||||||
日付 | 2008-03-14 | |||||
日付タイプ | Issued | |||||
出版タイプ | ||||||
出版タイプ | VoR | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||
NDC | ||||||
主題Scheme | NDC | |||||
主題 | 660 | |||||
ファイル(説明) | ||||||
内容記述 | 学位論文の要旨, 学位論文本文 | |||||
公開者・出版者 | ||||||
出版者 | 鹿児島大学 | |||||
出版者言語 | ja | |||||
公開者・出版者 | ||||||
出版者 | カゴシマ ダイガク | |||||
出版者言語 | ja-Kana | |||||
公開者・出版者 | ||||||
出版者 | Kagoshima University | |||||
出版者言語 | en | |||||
学位記番号 | ||||||
学位記番号 | 連研第592号 | |||||
学位名 | ||||||
学位名の言語 | ja | |||||
学位名 | 博士(農学) | |||||
学位名 | ||||||
学位名の言語 | en | |||||
学位名 | Doctor of Philosophy in Agricultural Science | |||||
学位授与機関名 | ||||||
学位授与機関識別子Scheme | kakenhi | |||||
学位授与機関識別子 | 17701 | |||||
学位授与機関名の言語 | ja | |||||
学位授与機関名 | 鹿児島大学 | |||||
学位授与年月日 | ||||||
学位授与年月日 | 2008-03-14 | |||||
学位授与番号 | ||||||
学位授与番号 | 甲連研第592号 |