WEKO3
アイテム
熊本大学黒髪の一次避難所と大学サークル : 社会的ジレンマを解く群れ行動
http://hdl.handle.net/10232/0002000221
http://hdl.handle.net/10232/0002000221d67cbf79-62dc-4d82-b8d6-ee30a7398a9d
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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AN00070433_102_p116-146 (1.05 MB)
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2024-04-12 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 熊本大学黒髪の一次避難所と大学サークル : 社会的ジレンマを解く群れ行動 | |||||
タイトル言語 | ja | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Students Circles Running Evacuation Shelters in the Kumamoto Earthquake and Their Daily Activity Styles : Flocking theory elucidates the relationships between circle members and leaders | |||||
タイトル言語 | en | |||||
著者 |
山田, 誠
× 山田, 誠 |
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言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
要約 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 大災害時の一次避難所は,いつの場合も大きな困難が伴う。本稿は熊本地震において避難者が自分たちで良好な関係を築いた熊本大学黒髪の一次避難所を取り上げる。そこでは,避難生活を主導的に支えた大学サークルのメンバーたちが驚くほどの活動成果をもたらした。本稿はそのパワーの秘密について特定の仮説(群れの理論)の観点から考察し,引き続いてそれを可能にした大学サークルの活動構造を吟味する。 当初に運営本部を設置した大学生たちは,前震から計算して4 日ほど経つと本部席から退く。それにもかかわらず,大学生たちが本部席から消えた後も,一般の避難者たちは混乱することなく,大学生が決めたスケジュールに沿って自分たちで運営し,外国人グループを交えた避難生活を続ける。それを可能にしたパワーを探っていくと,日常の大学サークルにおける一般メンバーとリーダー層の相互関係に突き当たる。 避難所の場合は一度きりの滞在プロセスだが,大学サークルにあっては逆に,活動の維持・存続が共通目標となる。共通目標追求のために,気ままなメンバーをどれだけ深く活動に巻き込めるかがリーダー層の力量にかかっている。この時,大学サークルで期間限定のリーダー層が下す決断は,個人の自由を前提にして,それと集団の共通目標を両立させることが強く要求されている。これは郡司所説が打ち出す群れ行動そのものである。その一方,避難所において明確に文化価値の異なる外国人グループが一緒になって,「協力する社会」を出現させた活動展開は,確かに都市型災害に際しての対応モデルを構築するうえでの手がかりとなる。 |
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内容記述言語 | ja | |||||
収録雑誌名 |
ja : 経済学論集 en : Journal of economics and sociology, Kagoshima University 巻 102, p. 116-146, 発行日 2024-03-20 |
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作成日 | ||||||
日付 | 2024-03-20 | |||||
日付タイプ | Issued | |||||
ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | PISSN | |||||
ISSN | 03890104 | |||||
NII書誌ID(雑誌) | ||||||
収録物識別子タイプ | NCID | |||||
NC ID | AN00070433 | |||||
出版タイプ | ||||||
出版タイプ | VoR | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 | |||||
目次 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
目次 | 1 .プロローグ――避難所研究の難問と大学生のしなやかさ 2 .様々なタイプの避難所と亀田氏の探求関心 3 .大学生主導の本部立ち上げと群れの理論 4 .群れ型運営の課題と熊大黒髪をめぐる内外環境 1 ) 現場の活動スタイルと避難所が抱える内外との関係性 2 )各種の情報交換と方向共有型の本部発信 5 .大学生主導本部の解散と協力行動の出現 1 )本部交替後の運営と自主的な援助行動 2 )外国人への対応と「仲間感情」の壁 6 .大学生のあいまいな自由と大学サークル 1 ) 大学サークルの諸要素および個と集団の関係 2 ) 認知的共感と大学サークルの社会的な位置 7 .結び |
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目次言語 | ja | |||||
公開者・出版者 | ||||||
出版者 | 鹿児島大学 | |||||
出版者言語 | ja | |||||
公開者・出版者 | ||||||
出版者 | Kagoshima University | |||||
出版者言語 | en |